2013年2月


1日
●ロボット形の神様
前後関係は思い出せないのだが、私は紙を見つけた。そこには「ロボット形の神様」と書いてあったと思う。私は「なるほど!」と得心している。
【解説】 目が醒めてみると意味がよくわからないが、夢の中で私は「ロボット形の神様」という言葉に深く納得していたような気がする。何か、示唆的なイメージの夢だった。この夢はゴールドコースト(オーストラリア)のハリー・ゴードン氏の家で見た。


2日●階段と金髪
ミステリアスな雰囲気の階段を昇っている私。誰か意外な人が金髪になっていて驚いた。
【解説】 短い夢だったのか、この場面しか思い出せない。具体的に何がどうミステリアスだったのか、金髪になっていた人は誰なのかといった詳細もまるで思い出せない。この夢もゴールドコースト(オーストラリア)のハリー・ゴードン氏の家で見た。。


3日●「これは戦術だ」
シドニー・オペラハウスによく似た建物の前で、ハリーに向って"This is a tactics.(これは戦術だ)"と言う。次の瞬間、夢の画面の右側からタキシードを着た痩せた日本人男性がいきなり現われて「タクシーですか。お待ちください。(すぐに呼びます)」と言った。(すぐに呼びます)の部分は、音は聞こえなかったが、そう言ったような気がしただけ。
【解説】 意味不明な夢。一体全体、何が作戦で、何故タクシーとオペラハウスなのだろう。この夢はカウラ(オーストラリア)のローレンス・ライアン氏の家で見た。


4日●竹馬で山を下る
気がつくと私は両手両足に竹馬を履いており、山道の階段を降りようとしていた。階段には雪が積もっており、しかも降りはじめた途端に勾配がきつくなって、すぐに二進も三進もいかなくなってしまった。
【解説】 最近見たものが色々と綯交ぜになって登場した感のある夢。まず、日本を発つ直前に友人のスティーブ(アメリカ人マジシャン)と竹馬の話をして盛り上がった。山道・雪道は最近の日本でよく見る風景。また、この夢を見る前日にはハリー・ゴードン氏と「階段は登るよりも降りるほうが怖い」という話をしたばかりだ。それらがミックスした夢という感じ。この夢もカウラ(オーストラリア)のローレンス・ライアン氏の家で見た。


5日●……

【解説】 今夜は夜中に息苦しくなって起きてしまった。夢を見たとは思うのだが、思い出せない。


6日●オーストラリア人にオーストラリアのカードを送る
オーストラリア人の友達に向けてカードを送ろうとしている私。そのカードには何かとても異国情緒たっぷりな動物や鳥が5匹ほど並んで描かれていた。5匹のうち、中央にいる動物はひときわ異国的だ。とてつもなく綺麗な鳥または動物だったと思う(ただし何の動物であったかは思い出せない)。その動物を見ているうちに私は(そういえば、このカードに描かれているのはオーストラリアの動物ばかりじゃないか。これをオーストラリア人に送っても仕方ない)ということに気づき、別のカードを送ることにした。
【解説】 昨日は日本に出すための絵葉書を4枚購入した。絵柄はすべてカウラ日本庭園の四季を写したもので、4枚のうち3枚は元捕虜の方々宛て。残る1枚は母宛てである。絵葉書は買ったが、まだ文面を書いていない。早く書かなくちゃと思う気持ちが今夜の夢になったのかも知れない。この夢もカウラ(オーストラリア)のローレンス・ライアン氏の家で見た。


7日●ゆーすとぅとぅー
気がつくとペンを握っていた。紙に漢字を書こうとするのだが、それがどのような文字だったか、どうしても思い出せない。その漢字の読みは「ゆーすとぅとぅー」である。「湯酢戸塔」とか「優巣都訪」とか、いろいろ当て字をしていたような気がするが、どれも正しい漢字ではないと思う。それから暫くして、ゆーすとぅとぅーが英語の"used to"であることにハタと気づき、漢字で書くことがそもそも無理だったのだと私は悟った
【解説】 全く意味のわからない夢。この夢はシドニー(オーストラリア)の古い友人、ウェイン・コリンズ氏夫妻の家で見た。


8日●黙々と歩くほっかぶり(頬被り)の人
雪道の右端を、ひとりの日本人が黙々と歩いている。手拭いのような布でほっかぶり(頬被り)したその姿は、どことなく厳寒のロシアを髣髴させる。そのあたりの風景が少し見えてきた。東京のアメリカ大使館風景の景色に似ているな、と思ったところで目が醒めた。
【解説】 真夏の南半球で真冬のような夢を見るのもおかしな話だ。そういえばつい先日、インド共和記念日のレセプションに招待されてホテルオークラに行った。アメリカ大使館はそのすぐ脇である。その時にちらっと見えた光景が今夜の夢に現われたのだろうか。但し、ほっかぶりの意味は不明。この夢もシドニーのウェイン・コリンズ氏夫妻の家で見た。


9日●伊東ゆかりさんのコンサート
ハッキリとは思い出せないのだが、誰か歌手がコンサートをするというような噂を小耳にはさんだ。確か伊東ゆかりさんだったと思う。ずいぶん昔の人が来るのだなと思いながら、私はコンサートに行く意思表示をしたような気がする。コンサート情報(小さなポスターあるいはチラシ)がガラスのドアに貼ってあった。見ると、そこには伊東ゆかりさんの写真より大きな「仔犬の写真」が印刷されていたように思う。
【解説】 またしても意味のわからない夢。伊東ゆかりさんといえば『小指の想い出』だが、その歌がヒットした頃私はあまりに小さかったので、ブームの凄さを知らない。最近はお見かけしないが、お元気なのだろうか。写真に写っていた仔犬は、現在シドニーで泊めていただいているウェイン・コリンズさんのおうちで飼われている犬(14歳)の幼少時代の姿だった気もする。この夢もコリンズ氏夫妻の家で見た。


10日●ヤンキー言葉
絵葉書に長い文章を書いている。書き終えた私は、裏返して、そこに何か一言付け加えた。ヤンキー言葉、あるいは「○○だぜ!」というような言葉を書いたように思うが、具体的に何と書いたのかは思い出せない。
【解説】 8日に引き続き、またしても絵葉書(カード)を書く夢である。現実世界では既に4枚の絵ハガキは投函済みなのだが……。この夢は日本に帰って来た初日に見た。


11日●ご老人との団体旅行
気がつくと海外の見知らぬ街にいた。どうやら私は団体旅行に加わっているらしい。一緒に旅をしているのはご老人ばかりで、若い人の姿は見えなかったように思う。目の前にはホテルらしき建物があって、これから私たちはチェックインしようとしているようだ。
【解説】 現実世界では「団体旅行」と名の付くモノが大の苦手である。なにしろ、他の人のペースに合わせなくてはならないのがツライ。他の人たちと趣味嗜好が違い過ぎる(観光地・食べ物・その他ほとんど全てに於いて)。あらゆる意味で「団体旅行」が嫌いなので、旅は基本的には一人旅、あるいは本当に気の合う人たちとの少人数の旅しかしない。ところが今夜の夢では、典型的な団体旅行(それもご老人の団体旅行)に混ざっていた。それでも違和感がなかったのは不思議だ。ひょっとすると、あそこにいたのはカウラの捕虜の皆さんだったのかも知れない(それならば私にとって少しも苦痛ではないので)。


12日●上司に「イギリスへは行かない」と告げる
前後関係はわからないが、私はまだ20代の学生で、どこかでアルバイトをしているらしい。ここはアルバイト先のオフィスなのだが、それが何とも変わった建物で、岩山をくりぬいて作った要塞のような、中世の城のような不思議な雰囲気を醸し出しているのだ。そこは都心から遠く隔たった場所のようにも思える。アルバイト先の上司は40代後半か50代前半ぐらいの日本女性で、とても頭のよさそうな人だ。イメージ的には、国連あたりで働いたことがある雰囲気。上品な薄いグレーのスーツは、とても上等そうな生地で仕立ててある。スカートの丈は膝よりほんの少し短く、パンプスのヒールも高からず低からず理想的だ。その彼女が私のほうへつかつかと歩み寄って来て、「8月からイギリスに留学しちゃうんですって?」と言った。そのあと「有能な貴女が職場からいなくなると困ったことになるわ」という意味のことも言われたかも知れないが、そのあたりはよく覚えていない。すぐ近くには、もうひとり、私と一緒にアルバイトをしている若い日本女性がいたような気がするが、その人は大人しく、口数が少なく、終始黙っていたように思う。私は上司の女性に向って、「いいえ、イギリスには行かなくて済むことになりました。お茶大に籍を置いたままイギリスの大学院の単位が取得できることになりましたので」と答えた。上司はそれを聞いて「それは良かったわ」と喜んでくれている。
【解説】 何のことやらまるで意味のわからない夢。昨日はイギリス人と短いチャットをしたので、そのことがこの夢に繋がっているのだろう。それにしても、あの岩山の中のオフィスは不思議というか、神秘的というか、「一見の価値あり」な光景ではあった。


13日●名札
誰かから、名札に書いてあることの内容について指摘を受けた。それまで私は自分が胸に名札を付けていることすら知らずにいたのだが、そう言われてみれば確かに名札が付いている。れによれば、私はお茶大とオックスフォードの両大学院に籍を置いているようだ。へえ、そうだったのか、と驚いたところで目が醒めた。
【解説】 昨日に引き続き、またしてもイギリスがらみの奇妙な夢である。私は、イギリス留学の体験はないし、その予定もない(今のところ)。それが二夜連続してオックスフォード関連の夢とは、どうにも面妖である。


14日●「日に焼けましたね」
誰か(おそらく白人男性)からいきなり、「ずいぶん日に焼けましたね、特にお顔が」と言われた。英語で言われたのか日本語で言われたのか、そのあたりは不明。私は驚き、(そんなに焼けたかな。真夏のオーストラリアに行ったからかも知れない)と心の中で思う。鏡を見て確かめたいが、鏡がないので確かめようもない。
【解説】 ただこれだけの、短い夢だった。現実には誰からも「日に焼けましたね」と指摘されていないし、自分の目で見る限り日に焼けた感じもしないのだが。


15日●エア・インディアの客室乗務員たちをガイドする
エア・インディア客室乗務員のカイザード(古い女友達で、魔法少女パールとジニアの母)が、7~8人の同僚を伴って日本へやって来た。私は彼女たちの通訳ガイドをする約束らしい。カイザードの同僚の中には、私が前から知っているAさんも混じっているが、それ以外は知らない顔ばかりだ。なかには70歳ぐらいの女性もいた。サッチーのように貫禄のある女性で、金のアクセサリーを全身にじゃらじゃら着けているイメージ。この人も現役の客室乗務員なのだろうか。だとしたらエア・インディアは凄い企業だ。定年がないのかも知れない。そんなことを思って私は感心している。このメンバーで色々なところを歩き回った。東京都内という設定のはずだが、現実世界で見たことのない場所ばかりである。途中、どこかで記念撮影をすることになった。空中の高い位置に張り出したプラットフォームの上に並び、誰か(プロの写真家?)にシャッターを押してもらう段階になって、私はカイザードの赤ちゃんがいないことに気づいた。赤ちゃんはどうしたの、と言いながら周囲を見回していると、すっかり大人になったジニアが現われた。「ジニアは赤ちゃんだとばかり思っていたのに、いつの間にこんなに成長したの?」と叫ぶ私を、皆は「何を言ってるの、ジニアはもう高校生よ」と笑っている。そのあと何かを頼まれて、私は1人でエレベーターに乗った。それが実におかしなエレベーターで、布のような段ボールのような奇妙な素材を継ぎ足して作った箱なのだ。こんな箱で大丈夫かと心配になる。めざす階に着いたので、降りようとしてボタンを押したところ、エレベーターはそのまま電源を失って停まってしまった。あせった私は、扉を叩きながら大声で"Excuse me! Excuse me!"と叫び、外側にいる人に気づいてもらおうとする。しかし店内のBGMがうるさいのか、誰も気づいてくれない。何度も何度も叫んでいるうちに目が醒めた。
【解説】 目が醒めた瞬間、ああ、夢であったかと心底からほっとすると同時に、(ああいうときは"Excuse me!"ではなくて"Help me!"と叫ぶべきだな)と思った。そういえば先週、オーストラリアのカウラで家の鍵がすべて開かなくなり、家の中に閉じ込められるという非常に珍しい出来事があった。しかも、そのとき私が滞在していたのはカウラ脱走協会会長のお宅であり、家の中に閉じ込められた私の脱出を外から助けてくれたのは、同会の重鎮であるキブラーさんだった。今夜の夢はそのときの「閉じ込められる恐怖」の影響を受けているような気がするが、それにしても何故エア・インディアの客室乗務員さんたちが登場したのかはわからない。


16日●母帰る
前後関係は全くわからないが、私は旅をしていたようだ。たくさんの人に逢い、色々な出来事があったように思うのだが、具体的なことはまるで思い出せない。最後に誰かからぽんと肩を叩かれ、ハッと我に返った気がする。見ると、目の前に息子が立っていた。息子はいつもと変わらぬ様子で、「どうした?」と言いたげに微笑んでいる。その笑顔を見て私は急に(旅から帰って来たんだ)と思い、何とも言えない安堵の気持ちを味わっている。
【解説】 具体的内容は思い出せないものの、ホッとする夢だったのは良いことだ。めでたし、めでたし。今日の夢のタイトルは、「息子に遭遇する」にしようかとも思ったのだが、どちらかというと「帰る」という行為のほうに主題があるように思われたので、菊池寛先生の作品名を1文字変えて使わせていただいた。


17日●幼い息子
幼い息子を背負って(あるいは抱っこして)歩いている私。何か緑色の物をたくさん見たように思うのだが、それが何であったかは思い出せない。
【解説】 昨夜の夢では大人だった息子が、今夜の夢では1~2歳の幼児になっていた。なかなか目まぐるしい(苦笑)。ちなみに本人は現在21歳である。


18日●壁に絡まる蔦
さほど大きくはない立方体の部屋。おそらく地下だと思う。壁の至るところにびっしりと蔦のような植物が茂っているのを見て、私は(なるほど、大麻というのはこういうところで違法栽培されているのだな。証拠写真を撮ってから通報しなければ)と思っている。
【解説】 昨夜、就寝前に「元オリンピック体操選手の岡崎聡子容疑者が覚せい剤所持で6度目の逮捕」というニュースを目にした。今夜の夢に怪しげな蔦の葉っぱが登場したのは、おそらくそのためだろう。それにしても、人生のピークを余りにも早く迎えた人はその後の生き方がなかなか大変そうだなと、この容疑者を見て思う。


19日●……

【解説】 昨夜は珍しく深夜まで起きて映画を観ていた(遅れ馳せながらインド映画『ロボット』を)。そのせいかどうか夢を見なかった。


20日●血だらけの殺人現場
さまざまな場面が高速コマ送りのように現れては消え、現われては消えてゆく。そのうちのいずれの場面にも、真紅の薔薇のような血が遺されている。高速道路の上にうつぶせになった死体がひときわ印象的だ。(ミステリー小説を読んだわけでもないのに、今夜はどうして殺人事件の夢など見るのだろう)と訝しく思っている私。
【解説】 今夜の夢の中で、それが現実ではなく夢であることを私は完全に認識していた。そのうえ、「なぜ殺人事件の夢など見るのだろう」と冷静に問いかけてさえいた。そういえば2~3日前にヒッチコックの『サイコ』を観ようかどうか、DVDのパッケージを前にして迷った。結局は観なかったが、そのときの印象が今夜の夢になった可能性はあるかも知れない。


21日●ホテルのパンフレット
出版社のK社の社員たちが最近泊まったというホテルのパンフレットを見ながら、私たちは何か論じている。「私たち」と言っても。自分以外に誰がいるのかはわからない。人の気配がするだけで、顔は見えないのだ。また、何を論じていたのかも思い出せないが、パンフレットに載っていたホテルの所在地はどこか南の島(バリ島あたり?)だったと思う。
【解説】 そういえば最近、K社の近くのレストランで食事をした。一緒に食事をした仲間の一人が「ここ、K社の社員がよく使うんだよね」とポツリと言った、その言葉の印象が今夜の夢に反映されたのだろうか。それ以外にK社を思い出すきっかけは思い当たらないのだが。南の島が登場した理由もわからない。


22日●……

【解説】 今夜は夢を見た記憶がない。


23日●……

【解説】 今夜も夢を見た記憶がない。


24日●皮膚を切る機械
機械の上に30cm×40cm程度の薄ベージュのビニールのようなものが置いてあった。それは人間の皮膚らしい。どういう仕掛けになっているのかわからないが、それは誰かの皮膚で、ボタンを押せば機会が作動し綺麗に切り取られるのだそうだ。しかも絶対に痛みがないという。病気治療か若返りか、目的はよくわからないが、ともあれ医学の進歩の結果としてこの「皮膚を切る機械」が開発されたらしいのだ。誰かが機械のボタンを押した(ボタンを押したのは私だったのかも知れないが、そのへんの記憶がない)。その途端、「ギャーッ!」という断末魔の悲鳴が轟いた。(実験失敗か?)と思いながら驚いたところで目が醒めた。
【解説】 皮膚を切る機械とは、また物騒な夢である。一体なぜこんな夢を見たのだろうか。そういえば少し前に超肥満体の人が劇的に痩せ、余ってしまった皮膚をどうするかという話を聞いたばかりだった。皮膚を切る云々は、そのときの印象かも知れない。


25日●なぜ肋骨?
歌手の布施明さんがステージの上で「肋骨~! 肋骨~!」と歌っている。私は心の中で、(その部分の歌詞は「肋骨」ではなかったはず。なぜそんな奇妙な歌詞で歌うのだろうか?)と怪訝に思っている。その直後に道の向こう側(すぐ至近距離)から女性が歩いてきた。女性は私とすれ違いざま、ただ一言「肋骨」と言った。私は心の中で(なぜ肋骨?)と首をかしげている。
【解説】 まったく意味のわからない夢。昨日は皮膚、今日は肋骨。ずいぶんとフィジカルな夢が続く。ところで最近、道を歩いている時などに不意に布施明さんの歌とお顔を思い出すことがあるのだが、なぜだろう。


26日●私は貴女を知っています
最初に何か長い長い夢を見たように思うのだが、その内容は全く思い出せない。次に気づいた時は、目の前に「いきなり」という感じでインド人の男が登場していた。男は30歳ぐらい。黒縁眼鏡をかけており、いかにもITに強い今どきのインド人といった風情だ。「お付き」といった感じで4~5人の男が付き添っていたように思うが、彼らが日本人だったかインド人だったかは思い出せない。黒縁眼鏡のインド人は「私が誰だが貴女にはわからないでしょう。しかし私は貴女をよく知っています」といった。そのとおり、私は目の前の男が誰なのか全くわからない。Facebook上だけで知っている友達だろうか。一生懸命思い出そうとしながら、知っているフリをしているところで目が醒めた。
【解説】 気になるのは、この前に見た長い夢のほうである。何かとびきり興味深い内容だったように記憶しているからだ。ところが実際に覚えているのは黒縁眼鏡男の部分だけ。実に残念。


27日●娘に会うため急きょ帰宅
前後関係はよくわからないが、娘が夜中に訪ねて来ることになった。何か私に話したいことがあるらしい。私は旅に出ているのだが、娘を迎えるために、急きょ真夜中に帰宅することになった。見知らぬ中華料理店でラーメンを食べながら(これを食べ終えたら帰宅しよう)と思っている。
【解説】 この夢を忘れないようにメモしておこうと思い、携帯のメモ機能にメモったつもりが、なぜかメールに書いており、しかもそのメールを娘に送ってしまったらしい(目覚めたばかりで寝惚けていたのだ)。すぐに娘から「どういう意味?」という返信があった。やれやれ、とんだ失敗。


28日●レストランでスパイ活動
レストランらしき場所。正方形のテーブルに4人が座り、ランチのメニューを見ている。4人のうちの1人は私、残る3人は知らない人たちだが、どうやら仕事仲間らしい(3人とも30代ぐらいの女性だったように思うが、顔など詳しいことは覚えていない)。3人は注文の品が決まったらしい。私は決まっていない。なぜならば、私が読んでいたのはメニューではなく、外見はメニューにそっくりな別の書類なのだから。皆が食事について考えている間、私は何か別の調べものとしていたのだ。どうやら私はスパイなのかも知れない
【解説】 今夜は公開中の映画『ダイ・ハード』(ブルース・ウィリス主演)を観に行った。その少し前には家で『ミスター&ミセス・スミス』(ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー主演)を観た。どちらもスパイ映画である。その印象が今夜の夢に現われたのだろうか。




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