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2009年8月17日号(第348号)
今週のテーマ:
砂金・戸隠・同窓会
★ 仏教エッセイ ★
真言宗のお寺・金剛院さんのウェブ上で『仏教一年生』と題したエッセイを連載中です。第16回のテーマは「不老不死のお酒」です(毎月28日頃に更新予定)。左のロゴをクリックしてページに飛んでください。
 夏もそろそろ終盤に近づいて参りました。
 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 私はこの1週間ほどのあいだに長野に2度帰省し、目下は大混雑する高速道路(関越自動車道の上り車線)を亀のようにノロノロ前進する車の中でこれを書いています。

 それにしてもこの夏は、豪雨や地震、山の遭難といった不穏なニュースが多かったですね!

 特に、各地から聞こえてくる水の事故のニュースには心が締めつけられます。

 私自身は(『死との対話』のあとがきにも書きましたが)2002年にニューギニアの海で溺れ、奇跡的に一命を取り留めています。で、そのとき私の命を救ってくれたのは1本の空のペットボトルでした。

 私ぐらいの体重の人なら、2リットルのペットボトルは浮力として十分です。

 ですから、万が一溺れている人を見かけたら、そのへんに転がっている空の大型ペットボトル(フタつき)を急いで投げてあげてください。

 これで、ひとりの人間の命を助けることができます。
 知っているのと知らないのとでは大違い。よろしくお願いいたします。

 それでは、日記です。

★8月8日(土)

 今日は友達と山梨県の身延山へ砂金掘りに出かけました。
 砂金掘りだなんて、まったく笑っちゃいますよね(笑)。

 現地に着いてみると、あたりには何故かテレビ局の中継車がいっぱい!

 何事かと思い聞いてみたところ、覚せい剤所持容疑の酒井法子容疑者が身延山に潜伏しているらしいということで、各社が張り込んでいたのでした。

 実際には、酒井容疑者はその夜のうちに東京で逮捕されたわけですが。

 山奥に集結していた中継車……。いやはや、異様な光景でしたよ。
  
身延山の山中にある「金山博物館」に砂金掘りに行ったところ……


  
……なんと、のりピー逮捕のスクープを狙うテレビの取材班だらけ!


  
砂金掘りを記念して、「一攫千金」の文字入りリラックマ千社貼札を作ってみました(笑)
★8月9日(日)

 砂金掘りの翌日は、ふるさとNAGANO応援団の仕事で長野へ。
 長野市長の鷲澤正一さんや市役所の皆さんとご一緒に、戸隠と鬼無里(きなさ)を視察して参りました。

 戸隠と鬼無里は桃源郷のように美しい山間地ですが、行政上は長野市の一部です。

 両地区は、謡曲やお能で日本人には馴染みの深い鬼女紅葉(もみじ)の伝説をはじめ、さまざまな物語や雅な伝統文化の宝庫なのですが、いかんせん(特に鬼無里は)人口減少に歯止めがきかない状況です。

 「文化・環境」と「観光業」をいかに両立させるか、談論風発の1日でした。

 個人的には、この問題を解決するためのポイントは、おそらく地元の人々の潜在能力の最大限の活用と、外部からの訪問者の積極的なロールプレイ的参加の仕方にあるように思います。

 観光だからと言って道路や建造物といったハード面をいじるのではなく、中の人と外の人のコミュニケーションが円滑に機能できるための仕掛けづくりが大切だと思ったわけです。

 観光客があらかじめ敷かれたレールの上を歩くだけなんて時代は、もうとっくに終わってますよね。

 やはりこれからは、自分自身で旅をプロデュースする醍醐味がなければ。
 特に鬼無里のような秘境の場合は。

 この件に関しては、引き続き関心を持って関わってゆきたいと思っています。

鷲沢市長(前列中央)と“ふるさとNAGANO応援団”のメンバー。極地研究所の所員(南極観測隊の
隊員)や薬品作用学の権威(東大教授)、松代真田藩第14代当主など、個性派揃いのグループです


  
戸隠キャンプ場と隣接する広大な牧場の風景


  
おやきで有名な「いろは堂」の工場を見学。右は鷲沢市長との超レアなツーショット♪


  
「いろは堂」でのヘルシーな昼食。ベジタリアンにはたまらない野菜づくしのメニューでした



(信濃毎日新聞 2009年8月10日朝刊より抜粋)
★8月12日(水)

 ブースケの四肢の付け根(人間でいう脇の下)の部分が赤くなってしまったため、動物病院へ。

「シーズーという犬種は、ご存知のように皮膚のトラブルが多いんです。今回、皮膚が赤くなった原因は脂漏ですね。専用のシャンプーで洗ってあげてください。あと、暫くは抗生物質と痒み止めも飲ませましょう」

と先生。

 脂漏ということは、人間でいうところのオトナニキビのようなものでしょうか?
 ちなみにシャンプーはフランス製で1本2,500円もしました(ブヒ〜)。


★8月13日(木)

 暑さで頭が回らないので、気分転換にネイルサロンへ。

 ふたりのネイルアーティストさんに同時に手足をいじってもらい、1時間ほどのんびり。

マニキュアとペディキュアを同時進行中
★8月14日(金)

 道を歩いていて、「七福神あられ」というお煎餅をたまたま見かけました。

 私は七福神グッズのコレクターですし(笑)、それに、試食してみたところ非常に美味しかったので、迷わず1箱「お買い上げ〜」♪

 キャンペーン中とのことで、抽選くじを引いたところ、なんと七福神盃(7枚組)が当たりました。

 もしかしてツイテるのかも?
  
「七福神あられ」のキャンペーンでくじを引いてみたら……


  
……ナント七福神盃(7枚組)が当たりました♪
★8月15日(土)

 さて、気がつけば、中学卒業から数えて早くも35年です。

 今年(※早生まれの人は来年)はみ〜んな50歳、ということで、5年ぶりに中学校の同窓会が開かれました。

 長野市立柳町中学校の昭和49年度卒業生。
 なにしろマンモス校でしたから、10クラス合同という大がかりな会になりました。

 まずは会の冒頭、この5年間で亡くなった先生や同窓生に対して黙祷

 続いて、時ならぬウェディングマーチが鳴り響き、前回の同窓会(2004年開催)で再会し、その後結婚した同級生カップルが皆から祝福されました。

 バツイチ同士ということですが、なんだかとっても嬉しそう。
 ちなみに、うちの学年では、これが2組目の同級生結婚になるようです。

 若くして亡くなる人もあれば、中年を過ぎて結ばれる人もあり。
 凝縮された時間のなかで、人生のいろいろな側面を感じさせられるひと時でした。

5組のクラスメートたちと。メタボはひとりもいませんでした(立派!)。前列中央は担任の塚田先生です


  
会場の様子。5年前は立食でしたが、「みんなトシだから2時間も立っていられないでしょう」という
幹事の温かい思いやりにより、今回は椅子が用意されていました(爆)


  
(左)クラス担任で、私にとっては生まれて初めての英語の先生でもあった恩師・塚田先生と
(右)お約束の「校歌斉唱タイム」♪


  
(左)保育園から高校まで一緒のS子ちゃんは、泣き虫だった5歳の私をいつも世話してくれた
お姉さんのような存在でした (右)生徒会長のS君=左=と鉄道少年団で一緒だったK君=右。
「週マ」を細かくチェックしてくれているK君は、実はIT関係の会社の社長さんです。さ・す・が!
(※このブログをアップした直後に、K君から「顔出しおk」というメールが届きました(笑)ので、
ハートマークは取り外しました)
 あっと言う間に終わってしまった同窓会のあとは、二次会、三次会と宴が続き、ようやく実家に帰り着いてシャワーを浴び、時計を見たときには、既に午前2時を回っていました(苦笑)。

 翌朝は母とゆっくり朝食をとりながら、昨夜の同窓会のこと(誰が太ったとか誰が離婚したとか)を詳しく報告

 さらに、やって来た弟と姪(実家の近所に住んでいます)とお茶してから東京へ。

 お盆休み最終日で大混雑の関越自動車道を、通常より3時間半ほどオーバーの5時間半で、どうにかクリア。今しがた、無事に帰宅しました。

 同窓会のことは、また「仏教一年生」第17回に詳しく書きたいと思います。
 しばしお待ちください。

 ではでは♪

 先週号で出題した「夏休み読者プレゼント」の正解は、(1)メルモ、(2)学習院、(3)サンシャイン60でした。

 厳正なるアミダくじの結果、今回の当選者はChisaccoさんに決定いたしました。おめでとうございます。
 Chisaccoさんには、鹿児島の焼酎とおつまみのセットをお送りいたします。
▼・ェ・▼今週のブースケ&パンダ∪・ω・∪


夏の昼下がり(Photo by LiA)

(※前号までの写真はこちらからご覧ください)
事事如意
2009年8月17日
山田 真美
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